香りの使い方

香りをお部屋やリビングで楽しみたいと思った時、手軽で便利に使うことができるディフューザー。
そんなディフューザーですが、たくさん種類があってどれを選べばいいかわからないことってありますよね。

そこで、こちらでは拡散する範囲や方法、メリット・デメリットもあわせてご紹介します。
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アロマディフューザーの種類

気化式
電気や水を使わずに精油を気化させるタイプのディフューザー
噴霧式
精油をそのまま霧状にして噴霧させるタイプのディフューザー
加熱式
精油に間接的に熱を加えて気化させるタイプのディフューザー
超音波式
水に精油を混ぜて霧状にし、拡散するタイプのディフューザー
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※本ページでは、エッセンシャルオイルを「精油」、
「合成香料などを含んだもの」をアロマオイルと表記しています。 

気化式

Ⅰ アロマストーン

エッセンシャルオイルやアロマオイルを石膏などでできたアロマストーンに垂らして使います。
香りの拡散範囲はそこまで広くありません。
周囲を気にせず自分だけで楽しみたい時には最適です。
【メリット】
・周囲の目を気にせず使用できる
・水も電気も使用せず、持ち運びしやすい大きさ
・使用する香りを簡単に変更できる
【デメリット】
・アロマストーンにシミができる
(昨今デザイン性の高いものも多く、見栄えが悪くなってしまうのは残念ですね…)
・拡散させる力はほぼない

Ⅱ リードディフューザー

エッセンシャルオイルやアロマオイルが入った容器にリードスティックを差し込み、気化させて拡散する方法です。
スティックの本数によって拡散範囲や香りの強弱を調節できます。
トイレや洗面所などから、リビングなどの広い空間まで香らせることができます。
【メリット】
・一度スティックを刺したらほぼ手入れ不要
・香りの調整が可能
・インテリアに馴染み、置いてあるだけでおしゃれに見える
【デメリット】
・使い切るのに時間がかかる(100mlのものであればだいたい2〜3ヶ月)
・香りを変えることができない

Ⅲ アロマディフューザー(送風式)

エッセンシャルオイルやアロマオイルを精油自体が持つ揮発性や風を利用して香りを拡散させる気化式の方法。希釈や熱を加えないことから、香り成分を壊すことなく精油本来の香りを楽しむことができます。
【メリット】
・加熱しないので精油本来の香りを楽しめる
・コンパクトなものが多く、置き場所に困らない
・噴霧式に比べると動作音が静か
【デメリット】
・香りの拡散する範囲が比較的狭い
・コンセントが近くに必要、もしくは充電する必要がある
・フィルターに垂らして使うため、香りを変更する際はフィルターの交換も必要
気化式はあまりデメリットがなく使いやすいのが特徴です。
見栄えを気にしなければティッシュに数滴垂らして使うこともできます。
アロマストーンは比較的安価で手に入りやすく、すぐ買い直すことも可能です。
リードディフューザーは製品によって価格にかなり差があります。
安いものだと1,000円以下、高いものでは20,000円近くするものもあります。
これはブランドの力も大きいと思いますが、使用されている材料によっても違いがでます。
精油は合成香料より高価なものが多く、精油の使われている量が多ければ、価格も上がる傾向にあります。
送風式はコンパクトで持ち運びしやすいものも多く、出先や職場でも活躍するでしょう。
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噴霧式

Ⅰ スプレー

エッセンシャルオイルやアロマオイルをそのまま霧状に噴射して使用します。
香りの拡散範囲は噴射した回数で調整が可能です。
必要な時に必要な分だけ、という使い方ができます。
【メリット】
・必要な時に噴射すればよいので、香りのON・OFFができる
・水も電気も使用せず、持ち運びしやすい大きさでどこでも使用できる
・使用する香りを簡単に変更できる
【デメリット】
・長い時間香らせることができない
・布類にかけるとシミになる可能性がある

Ⅱ アロマディフューザー(ネブライザー式)

エッセンシャルオイルやアロマオイルを加熱せずに空気の圧力で霧状にし、香りを空間へ広げる噴霧方式。 希釈や熱を加えないことから、香り成分を壊すことなく精油本来の香りを楽しむことができます。
水を使わないアロマディフューザーの中では香りの拡散力が高く、香りの濃度調節機能もついているものが多いです。
【メリット】
・香りの強弱を設定できるものが多く、拡散範囲も広い
・瓶を取り替えるだけで香りを変更できる
・お手入れが簡単なものが多い
【デメリット】
・コンセントが近くに必要、もしくは充電する必要がある
・粘度の高い精油(ベチパー、パチュリなど)を使用すると詰まりやすい
・精油の消費量が多い

Ⅲ アロマディフューザー(アロマドロップ式)

エッセンシャルオイルやアロマオイルを加熱せずに、ポンプで香りを空間へ広げる噴霧方式。 希釈や熱を加えないことから、香り成分を壊すことなく精油本来の香りを楽しむことができます。
【メリット】
・加熱しないので精油本来の香りを楽しめる
・香りの変更が容易で雰囲気や気分によって香りを変えられる
・インテリアに馴染むデザインのものが多い
【デメリット】
・香りの強弱を調節しにくい
・コンセントが近くに必要、もしくは充電する必要がある
・粘度の高い精油(ベチパー、パチュリなど)を使用すると詰まりやすい
・精油の消費量が多い
噴霧式の中では、特にネブライザー式のものが多く使用されています。
香りの空間演出などで使われるディフューザーもネブライザー式のものが多いです。
拡散させる能力が高いため、オフィスなどの広い空間を香らせることに向いています。
アロマドロップ式は拡散させる力はネブライザー式ほどではありませんが、おしゃれなものが多く、お部屋の雰囲気に合わせて選べるのが特徴です。
スプレーは手動で噴射させるだけでその空間を彩ることができるため、この中では融通が利きやすく、手軽に使用できます。
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加熱式

Ⅰ アロマディフューザー(加熱式)

エッセンシャルオイルやアロマオイルを熱で気化させて拡散させる方式。アロマポットやアロマランプと呼ばれることもあります。
精油を水を張った受け皿に垂らして使うものや、水を使わずに使用するものもあります。
コンパクトなサイズでおしゃれなものが多く、間接照明としての機能を備えているものも多くあります。
【メリット】
・光と一緒に香りの空間を楽しめる
・香りが穏やかに広がる
【デメリット】
・香りの拡散力は弱め
・加熱によって香りが変わる可能性がある
・やけどや火事につながる恐れもあるため、使う時には注意が必要

Ⅱ アロマキャンドル

キャンドルにエッセンシャルオイルやアロマオイルなどを混ぜて香りづけしたキャンドルです。
火を灯すとほのかな香りが部屋中に広がり、リラックスタイムや雰囲気作りに利用できます。炎のゆらぎで心を落ち着かせ、また香りで心身を癒してくれるアイテムでもあります。
【メリット】
・炎のゆらめき香りの両方を楽しむことができる
・香りが穏やかに広がり、柔らかいムーディーな空間を演出できる
【デメリット】
・香りの拡散力は弱め
・やけどや火事につながる恐れもあるため、使う時には注意が必要
・わずかに煙も出るため室内を汚してしまう可能性もある
加熱式は光と香りという二つで、柔らかく心地よい空間を作り出してくれます。
しかし、火や熱を使うものであればやけどや火事とは無縁ではありません。
アロマキャンドルなどは、買ってきて火をつければ楽しめますし、自分で作って楽しむこともできます。
手軽ではありますが、注意が必要なものでもあります。
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超音波式

Ⅰ アロマディフューザー(超音波式)

エッセンシャルオイルやアロマオイルを水に垂らして、超音波振動によってオイルを含んだ水を霧状にすることで香りを拡散させる方式。
本体にライトがついているものも多く、加湿+照明+香りという3つの役割を果たしてくれます。
【メリット】
・加湿機能もありながら、光と香りの癒し空間を作ることができる
・火や熱を使わないため安心して使用できる
・香りが拡散されるスピードが速い
【デメリット】
・水を使用するため雑菌が繁殖しやすい
・コンセントが近くに必要、もしくは充電する必要がある
・短い間隔でのお手入れが必要で手間がかかる
・水や精油の充填頻度がやや高め
超音波式は加湿をしつつ香りを楽しむことができるため一石二鳥です。また、間接照明としても使えるため、寝室などにはぴったりでしょう。
しかし、1週間に1度はお手入れが必要で、面倒だと思う方にはおすすめしにくいです。
また、本来水に精油は溶けないこと(エタノールが入っていれば多少変わりますが)と、超音波で精油に振動を与えるという点では精油の香りそのものを楽しめなくなってしまう可能性もあります。
ほんのり香れば大丈夫!なのであれば問題はありませんが、普段から精油本来の香りを楽しんでいる方には物足りなく感じてしまうかもしれませんね…
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まとめ

ディフューザーといっても性能や香りの拡散範囲、デザインなどは実にさまざま。
使用する時間や場所、ご自身の好みのデザインなどで選んでいくと、自然と選択肢は絞れます。
お気に入りのディフューザーを見つけて、たくさん香りを楽しんでくださいね。
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